アメリカンドッグ

肌寒くなった秋の夕方、空気が澄んで一段と綺麗に見える夕方の空を見ながら

息子とアメリカンドッグを食べました。

飛行機でも見ながら話したかったことがありました。

プチデートしよう、と幼稚園の帰りに誘うと断られたけど、

アメリカンドッグにつられウハウハでついて来ました。笑



その日、上の子の園での様子が保護者に配信されました。

彼が苦手としているリズムダンスでした。

まあ動かない。ハシビロコウでもいるのかな、と思わせるくらい頑なに動かない。

その意志の強さに乾杯したくなるほどでした。

実際は、見るのをやめようかと何度か思いましたが、

最後まで見届けなければいけない気がして、動かない息子を見ていました。

「なんで踊らないんだー!!」と思いながら。

頑張らない(と見えた)姿に焦りや憤りを感じ、

一度息子と話さなければ、でも何を話せば良いのだろうとぐるぐる考え、

自分なりの落とし所も考えました。

お迎えの際に担任の先生も様子を教えてくれ、「でもね」と話を続ける先生。

先生が困っているときに、一番に気づいて声をかけてくれるのは息子だと。

手伝うよーと言ってくれる、と。

クラスのみんなで頑張って欲しいだろうに、

でも、良いところはたくさんあるんですよと言ってくれる先生。



ほんの小さい頃は、元気に育ってくれれば他に何も求めないと思っていた。

成長するにつれ、頑張れる子になってほしい、好きなことを見つけてほしい、等々

「欲しい」が増えてしまっていた。

先生と話していなければ、「なんで動かなかったのか」って聞いても仕方ないことを聞いていたはず。

何を感じていたのか、本人の言葉で教えてもらえるように、

アメリカンドッグの力を借りて聞けました。



自分が見えているのは、ほんの一面だったということが分かった日。

いろんな人の話を聞いて、一つの出来事をいろんな角度から見ていく大事さを実感しました。

ありがとう、息子!

ありがとうございます、先生^^

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